sqf
SQFについて
sqfとは?
safe quality food
(安全で高品質な食品)
1994年にオーストラリアで初めて策定されたSQFプログラムは、現在は食品マーケティング協会(Food Marketing Institute:FMI)に所有・管理されています。SQFは「食品の安全と品質を確保するための国際的なマネジメントシステムであり、製造過程・製品認証基準です。
SQFプログラムは、コーデックス委員会の「HACCP原則及びガイドライン」を活用し、作成されています。国際食品イニシアチブ(Global Food Safety Initiative:GFSI)のベンチマーク要件を満たしています。
- コーディックス委員会
- 消費者保護、食品の公正な貿易確保を目的としてFAO(国連食糧農業機関)及びWHO(世界保健機関)により設置された。国際的な政府間機関。国際的な食品規格の策定等 をおこなっている
- haccp
- 食品を製造する上で、工程上危害を起こす要因を分析し、継続的に管理して安全を確保する管理手法(Hazard Anaiysis and Criticai Control Poinnt)
- gfsi
- ベルギーで設立された非営利組織。世界中の食品安全に関する認証規格をGFSIガイダンスに照らし合わせ、適合した食品安全標準規格をGFSIベンチマーク規格としている
sqf認証取得あたって
八洋食品本社工場は、家庭用向けの餃子(加熱済み)において、国際規格であるSQF認証を取得しています。
当社がSQFプログラムを取り入れた理由は、自社だけで製品の安全・安心を判断するのではなく、外部認証の妥協のない品質管理システムを継続して取り組むことで、より一層の安全性と品質を確保することと、工場スタッフの意識の向上や作業の標準化が図れると考えたためです。
また、SQFの特徴として、食品の安全に関わるCCP(重要管理点)だけでなく、食品の品質に関わるCQP(重要品質点)についても要求している点も、SQFに取り組もうと考えた要因の一つです。
SQFプログラムは、認証を取得すれば完結するものではなく、日々の記録を検証し、システムの見直しを行い、システムの強化・向上を継続的に改善していかなければなりません。
当社は、お客様への信頼を得るために、今後も安全・安心の取組みを進めてまいります。
sqf認証取得あたって
-
gmp(適正製造規範)・ssop(衛生標準作業手順書)を適格に整備し、文書化する
-
haccpプランをcoodexガイドラインに従って文書化する
-
sqfシステムの要求事項を充たした品質マニュアルを文書化する
-
上記3点を適格に実行し、機能させる
- gmp
- 適正製造規範。衛生的な食品を製造するために必要な、設備(ハード)や製造方法(ソフト)について明確にした基準。(立地場所・製造建屋・機械・施設・原料の流通・保管・加工工程・品質管理・工程管理・包装・最終製品の検査・従業員の衛生管理等が対象となる)
- ssop
- 衛生標準作業手順書。水の安全性、食品の接触面の清潔性、手洗い、殺菌施設などの衛生に関する項目をさらに具体的な標準作業手順書として詳細を定めたもの
sqf認証取得への取組み①
まずは衛生的な作業環境を実現するために、
gmp(適正製造規範)・ssop(衛生標準作業手順書)を整備し、土台を作り上げます。
例えば・・・
- 施設設備の保守点検の実施
- 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の実施
- 社内ルールの明確化
- 業員に対する衛生教育の実施
衛生的な作業環境が整えば、次にhaccp(危害分析重要管理点)を構築します。haccpプランは12手順7原則に基づき、実施します
sqfシステム要求事項を充たした品質マニュアルを構築します。
sqf認証取得への取組み②
構築したsqfシステムを機能的に運用するために、p→d→c→aサイクルの4つの活動全体を繰り返し反復して活動し、食品の安全・安心への取り組みを継続的に改善します。